生命尊重の日を前に・・・

久しぶりの日記です。
長らくお待たせしました。また少しずつ
学校の様子をお伝えできればと思います。


今日の4時間目,1年生は体育館で「生命尊重の日」についての話をききました。

「生命尊重の日」とは・・・
1983(昭和58)年5月23日、当時大竹中学校3年の広中崇典くんが水泳部の活動中、本校プールで排水口に引き込まれ、尊い命を失うという痛ましい事故が起きました。このような取り返しのつかない、残念な悲しい事故が再び起こることのないように、そして本校教職員や生徒一人ひとりが,「自分の命はもちろんのこと,他人の命も大切にする気持ちを持ち続けていこう」という思いから,広中くんの命日が「生命尊重の日」と設定されました。


今日はその「生命尊重の日」を前に,昨年まで大竹中学校に勤められ,1983年の事故当時も大竹中学校に勤められていた山下 徹先生からお話をうかがいました。


山下先生からは,事故が起こった当時の様子や広中くんのご両親の思い,自分自身がずっと持ち続けてきた思いについて語っていただきました。


山下先生からのメッセージを一部紹介します。
「親の立場から見れば,子どもの命は自分の命よりも大事なものです。君たちはそんな存在なんです。君自身も,君のそばにいる人も。だから自分の命はもちろん,君たちのまわりにいる人たちの命も大切にしなければならない。


自分が少し気をつけるだけで仲間の命を救えることがあるかもしれない。
今日感じたことを何かするときに思い出してほしい。


これからたくさんの苦労をすると思うけど,苦労すればするほどやり遂げたときの感動は大きい。自分や仲間を大切にして,みんなの力で感動する学級や学校を作り上げていってほしい。」


40分ほどの話でしたが,生徒はほとんど身動きせず聞き入っていました。
きっと今日の話を胸に刻んでくれたことと思います。


私たち教職員にとっても,命の尊さや生徒の命を預かる者としての責任の重さを改めて感じさせられるお話でした。


今日の話を胸に,もう一度日々の生活を見直しながら,生徒・教職員ともに,安全に学校生活を送れることに感謝の気持ち持って過ごしていきたいと思います。


(文責 森原)