大切にしたい2つのこと

一昨日,うれしいニュースが届きました。
大竹地区保護司会副会長の畠中さんが学校に来られ,第60回“社会を明るくする運動”〜犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ〜作文・標語コンテスト(中学生の部)で,大竹中学校3年1組の百冨泰史君の作文が,「広島保護観察所長賞」に選ばれたと知らせてくださったのです。広島県内でわずか5名の優秀賞の中の一つだということで,校長先生ともども大変嬉しく思いました。もちろん,百冨君にも伝えました。
この作文は,7月3日にアゼリアホールで行われた“市民のつどい”で発表した意見の原稿です。HPでも紹介しました。タイトルは「あいさつから始めよう」 あいさつをめぐる自分の体験や思い,考えを率直に表現した作文で,百冨君があいさつを大切にし,自分からあいさつすることを実行し続けている理由や背景を語っています。
百冨君だけでなく,みんなに「気持ちのいいあいさつのできる人」になってほしいし,私もそういう人になりたいと思います。そして,お互いが気軽にあいさつできる温かい街にしたいと思います。
さて,あいさつともう一つ,子どもたちに願うことがあります。「掃除を頑張る人になってほしい」ということです。そういう私自身が整理整頓や片づけが苦手なので心苦しいのですが,掃除は人間の活動として,とても大切なものだと思います。“環境が人を創る”とはよく言われることですが,本当にそのとおりだと思います。「自分たちが生活するところを,自分たちの手できれいにする」そういう習慣や心を育てたいと思います。掃除を毎日続けて頑張っていると,自然に人間としても成長していけるし,仲間と一緒に頑張ることで協働する心も育ちます。そうして掃除を頑張っていると,自然に“落ちているゴミを拾う”という習慣もできてくるのではないでしょうか。
いつだったか,私が廊下のゴミを拾っていると,何人かの生徒が一緒に拾ってくれました。うれしかったです。校長先生がおっしゃいました。「一人が一つゴミを拾う。それを全校生徒がしたら,たった一つずつでも300以上のゴミを拾うことになる。それだけ学校がきれいになる。」
落ちているゴミに気づく,ほっておかずに拾う…ちょっとしたことですが,そういう人が増えたら,きっと学校はきれいになり,みんなが気持ちよく過ごせる場所になると思います。
あいさつと掃除,これからもみんなで大切にしていきたいです。(文責 笹口)