教え

温かい日も増え、春の訪れを感じます。
3月に入り、生徒達にとっては、いよいよ最終月を迎えました。
3年生にとっては、「卒業」。1・2年生にとっては、修了式。
生徒達にとって、1年の中でもっとも感動する月だと思います。
これまで数えられないほどの感動を共に創り上げてきた仲間とのお別れの月。
中には涙するメンバーも。
私たちにとっても忘れられない月になります。
残された日々も、いま、ここにいる仲間とせいいっぱい付き合っていきたいと思っています。



さて、話は変わりますが…。
先週の土曜日に参加した講演会での話を紹介します。
講演してくださった先生は、野球界では「超」がつくほど有名な方で、
(野球界だけでなく、ご存じの方もたくさんいます)「山下智茂先生」です。
元、星陵高校野球部の監督をされた先生です。
15回以上チームを甲子園に連れて行かれており、また、松井選手などのプロでもかなり有名な選手の指導にも携わられたご経験をもたれる先生です。
講演会のテーマは「私が高校野球で学んだこと」でした。

この先生が広島で講演をされるとのことで、
私もどんな話をされるのかと興味しんしんで参加させてもらいました。
ご自身の指導されるときに気をつけられていることや
生徒との接し方、心構え、モットーなど話は盛りだくさんでした。
どれもとても勉強になりました。
山下先生の話の中で、野球に携わる人だけでなく、
人間なら誰にでも勉強になる話がありましたので3つ紹介します。

○ 何事にも『一流』という言葉がありますが…。
一流とは、言われずにやる!  二流は、言われてやる。  
三流は、言われて下を向く。ふてくされる。 四流は、「帰れ」と言われて帰る。
○ 必ず教えている3つのこと。
怒られて(怒ってもらえる)感謝。
教えてもらえる 喜び。
任せてもらえる 感動。
○「出会い」を大切に。
数え切れない人との出会いがあり、ときに別れる。
その1つ1つの出会いの中に学べることがある。

この3つの話は、子どもであれ、大人であれ、誰にでも勉強になる言葉だと思います。
私自身、学校でいろいろなことを勉強させてもらっていますが、
ときには、「くそ〜」と思ったり、少しあきらめそうになったり、ふてくさってしまったり…
人間としてまだまだ未熟者です。
勉強する立場として、この講演でのお話は本当に忘れられない話ばかりでした。
この大きな勉強をさせてもらったこの講演会も、私にとって偉大な方との「出会い」でした。
これから、数え切れないほどの「人」と接していくことになると思いますが、この日の学びを胸に過ごしていきたいと感じました。
[ 文責:古賀 ]