考えましょう 食生活

少し以前のことになってしまいましたが,11月13日(金)に,本校のバレー部の生徒12名が「ヘルスサポーター21」という事業(大竹市食生活改善推進員協議会主催)に参加しました。
まず自分の体重と身長を測定し,BMI計算尺というものを使って,やせすぎていないかどうかを自分でチェックします。そして,健康と食生活の関係についてお話を聞き,この事業の目的とその日の学習プログラムについて説明を受けてから調理実習に挑戦しました。
調理実習では6つのグループに分かれて,食生活改善推進員(略して食推さん)の方々にご指導いただきながら,大竹の郷土料理“もぶり”“大平”とフルーツヨーグルトをつくりました。
  
どの生徒も真剣に,また楽しそうに,食推さんにコツを教えていただきながら頑張りました。その甲斐あって,とてもおいしい“もぶりご飯”と“大平”が完成し,みんなで楽しく試食しました。みんな好き嫌いなく完食。“大平”のだしに使った昆布を細く切って味付けした切り昆布も,すぐになくなりました。
  
最後のまとめの学習では,みんなで日頃の食生活を振り返り,反省したことやこれから気をつけたいこと,食推さんとの調理実習の感想などを発表しました。「バランスのとれた食生活を心がける」「朝食をとるようにする」「将来は食推さんのような活動をしてみたい」といった意見が出ました。生徒にとって,充実した体験学習になったようです。一緒に参加した私も,日頃の食生活を大いに反省するきっかけになりました。この日以来,スナック菓子や間食の量が一気に減りました。
  
健康の大切さは失って初めてわかるという面もありますが,こういった取り組みを地域の方にしていただけることは,生徒の健やかな成長のために,大変ありがたいことです。
本校では,2学年の調理実習で,「和食のよさを見直す」ことをねらいに,大竹料飲協同組合の方々にご協力いただき,主に魚料理に取り組んでいます。昨年度初めて行ったところ生徒に好評で,今年度も引き続きお願いしています。家庭科だけでなく,保健だよりでも食生活の大切さを伝えています。それらの成果もあってか,1学期に生徒を対象に行ったアンケートでは93.5%の生徒が「ほぼ毎日朝食をとっている」と答えており,保護者の方々を対象に行ったアンケートでは80%近い保護者の方が「子どものお弁当や食生活など,“食”について配慮している」と答えていらっしゃいます。今後も様々な機会を活用して,生徒の食生活を改善・充実させる取組みを行っていきたいと思います。
大竹市食生活改善推進員協議会の皆様,貴重な機会を与えていただき,ありがとうございました。(文責 笹口)