学んだことを活かすということ

 9月20日に,大竹市廿日市ソフトテニス部実技講習会がありました。大竹中からも,修学旅行が終わってすぐの日程ではありましたが,生徒が参加して,実際の打ち方などの実技と,審判のポイント等について講習を受けました。
 さまざまな学校から1〜2ペアずつ参加して集まっているためお互い顔もわからず,みんな緊張していました。9時に始まった講習でしたが,10時過ぎに1回目の休憩となり,指導者の先生が「10分後に同じ場所に集合しなさい」と指示をして,休憩に入りました。
 その休憩後のことです。指導者の先生が,次のように言われました。「大竹中の生徒は,何も言われなくても,一番にもとの場所に来て,黙って静かに座って次の指示を待っていた。これは,普段の授業や生活の中で,時間を大切にする意識が身に付いていないと出来ないことだ。素晴らしい。君たちの姿を見ただけで,大竹中が良い学校だと分かる。」
 指導者の先生が,生徒のがんばっている姿をきちんと評価してくださったことに,とても嬉しく思いました。後で生徒に「素晴らしかったね。」と声をかけると,生徒は次のように話してくれました。「修学旅行で,時間を守ることを意識して行動していたので,出来たのだと思います。」この生徒達は,「修学旅行だから時間を守る」のではなく,修学旅行の取組みを通して,時間を守ることの意義や大切さを実感し,そしてその後の生活で実感したことを活かしていたのです。
 学んだことをその場で終わらすのでは,やる意味はありません。学んだことを活かすとは,まさにこういうことだなと思います。
 学校では色んな行事や取組みを行います。そこで学んだことを,生徒が次に活かしていけるように,私たちはこれからもしっかりと意識して指導していきたいと思います。(文責 岡寺)